
私たちの手仕事
【猪名川町の広葉樹林を次世代へつなぐ】
森に光を、暮らしに薪を

猪名川町の森林は、その大部分がクヌギやコナラといった広葉樹で占められています。これらの木々は、かつては里山として暮らしを支える貴重な資源でしたが、現在は手入れが届かず、密集して日光を遮ってしまうという課題を抱えています。
※出典:猪名川町公式ホームページ「猪名川町の農林業」
私たちは、薪ストーブに最適な「広葉樹の森」という地域特性を活かし、薪をいただく代わりに森に光を届けるお手入れを行っています。山が本来の健やかさを取り戻すための、具体的な整備内容をご紹介します。

広葉樹
【森の循環を助ける】
私たちは、猪名川町の
広葉樹の新陳代謝を促します。
クヌギやコナラは、切り株から再生する強い力を持っています。その為私たちは、広葉樹を伐採する際、あえて地面近くではなく150cmほどの高さに切り株を残す高切り(たかぎり)という手法を積極的に取り入れています。

高木の伐採
【安全と光のために】
大きくなりすぎた、高木や立ち枯れた
危険木を整備します。
巨大になりすぎた広葉樹は、周囲の光を遮り、新しい木が育つのを妨げてしまいます。これらを慎重に伐採することで、林床に光を届け、次の世代の芽が育つ環境を整えます。これは地域の安全確保にもつながる大切な作業です。

針葉樹
【適切な整備を検討】
一部の針葉樹林についても、
適切な間伐を検討しています。
猪名川町の森林は広葉樹が多い一方、植林された針葉樹が放置されている場所もあります。私たちは樹種に関わらず「光を通す」整備を重視し、風と光が巡る健やかな森へと導き防災機能を高める強い山づくりを目指しています。

木が"薪"になるまで
【みんなで繋ぐ森の恵みリレー】

枝を払い、
運びやすいサイズに!
倒した木には、たくさんの枝がついています。まずはチェーンソー等を使って枝をきれいに払い落とします(枝払い)。 次に、丸裸になった一本の幹を、人力で持ち運べるギリギリの長さまでに切り分けていきます。


みんなで協力!
山からの搬出!
ここが最も力のいる作業です。水分を含んだ生木は重く、斜面や足場の悪い山の中から安全な場所まで、声を掛け合いながら人力で運び出します。太い丸太は、複数人で力を合わせ、リレー形式で運んでいきます。


薪のサイズへ!
仕上げの「玉切り」
山から運び出せば、いよいよ仕上げ。薪ストーブ用の長さ(35〜45cm)に合わせ丸太を輪切りにします。これを「玉切り」と呼び、薪の原型へと変わってゆく達成感ある重要な工程作業です。


今日の成果を山分け!
恵みの分配
みんなで汗を流して作った「玉切り」の山を分配。 現段階では、この玉切りした状態のものを、参加者全員で公平に分け合って持ち帰ります。「今日はこれだけ頑張った!」と成果を分かち合う瞬間です。









